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レン耐NEWS

20180105レン耐 新春開幕袖ヶ浦3時間耐久レース

2018年2月5日


≪レポート≫
昨年12月の23日に2017シーズンを終えたばかりのLet'sレン耐。
その興奮も冷めやらぬなか、日本で一番多いシリーズ戦を目指すとあって、はやくも2018シーズンが1月5日に開幕となった。
初戦となるステージは、千葉県にある袖ヶ浦フォレストレースウェイ。
当日は雪も散らつくあいにくのコンディションとなったが、集まったライダーたちはレン耐シリーズの中でも本格的コースを走れる屈指の機会とあって、今年の初走りを3時間耐久で楽しんだ。


決勝は予定より5分ディレイとなる13:35にル・マン式によりスタート。
好スタートを決めたのはCBRクラスの#101「RT Manjia」とグロムクラスの#2「KRC」。だが、好スタートを決めた#2は1~2周めで転倒してしまう。
#101は、排気量差が違うこともあってグングンと快走。これを#2に代わってグロムクラス#1の「ウメトミリース@新春羽鳥団」や#3「アジアのヒグチ」とCBRクラスの#102「世界の前田と仲間たち」が追うかたちになる。
エイプクラスは#24「RGTC+ミステリー」がリード。昨年末の秋ヶ瀬大会にも参戦してくれた吉本興業お笑い芸人たちが母体のRGツーリングクラブからバッファロー吾郎の竹若元博さんと個人エントリーの「ミステリー枠」による一般参加者を組み合わせたチームで、このミステリー枠は当日になるまで誰とチームを組むか分からないという、ちょっとドキドキした要素があるのもポイント。始めは芸能人と一緒ということでビックリしていた個人参加者もすぐに打ち解け合っていた。この#24を同一周回で追いかけているのが#23「RT
MUSTANG」だ。
1時間を超えた時点での順位は、CBRクラスが#101=31周、#102=28周。グロムクラスが#1=30周、#3=26周、#2=25周。エイプクラスが#24=27周、#23=27周、#22=25周の順。



コースコンディションは、1時間を超えてもなお断続的に霧雨が続くどころか、気温もますます下がって雪も混じってくるようになり、もはや路面は完全なウェット状態。
トップを快走する#101と続く#1、それとライダーギブアップで脱落した#102を除いては、ほぼ同じような周回数に6台がひしめくのだが、どのチームもなかなか勝負をかけるようなペースまで上げることはできない。
コースが長く台数が多くないこともあり、周回数は同じでもなかなか接近戦まで発展するシーンとならず、どれもひたすら我慢のラップを刻むという感じだ。
折り返し地点の1時間30分を越えて、ようやく#23が#24を逆転。#2も#3まで1周差まで挽回するというかたちとなるが、ここで気を緩めて転倒してはおしまいだ。
ここまで#2を含め、転倒は序盤にのべ4回発生したが、すでにこの時点ではどのチームもそんなリスクを冒す走りをする余裕はない。
2時間を超えた時点での順位は、CBRクラスが#101=60周、#102=30周。グロムクラスが#1=58周、#3=52周、#2=51周。エイプクラスが#23=52周、#24=51周、#22=50周の順。


最後の1時間ともなると、気温はさらに冷え込み、路面にはところどころ水溜まりも生じているという最悪に近い状態に。
それでも、ひたすら走り続けるライダーたち。寒さで手かかじかんでいるにも関わらず、3回ごとのピットイン時のミニゲームで課せられたけん玉を難なくクリアしてしまうチームなど、その元気の良さにスタッフも驚かされていた。
そうこうするうちに、ついにグロムクラスは#2が#3を逆転してクラス2番手まで挽回。エイプクラスも#24が再び#23に追いつき、これを逆転してクラストップに返り咲く。
残り30分の時点で、後続を大きく引き離した74周を走るCBRの#101と、71周を走るグロムの#1のそれぞれのクラス優勝は、ほぼ確実。残された焦点は、エイプクラスのみとなった。
そのエイプクラスの争いは、同一周回の#24と#23に加え、その1周遅れで#22、そのまた1周遅れで#21というハプニングひとつでレースがひっくり返る状態のまま結局ゴールまでもつれ込む。
なんとかペースを上げたい両車だが、どのチームも体力も限界といった様子。
さすがに、もう勝負よりゴールをくれとライダーの心の叫びが伝わってくるようだ。
そして16:30。真っ先に#101にチェッカーフラッグが振られて過酷な3時間が終了。グロムクラスも順当に#1が制覇。
そして最もつらかったエイプクラスは、最終的に#24が#23を37秒228差で制しきり、うれしいクラス優勝をゲット。
当日結成された芸能人+一般ライダーのドリームチームが表彰台の真ん中に立つという、まさにレン耐らしい結果となった。

 

正式結果は以下のとおりです。

 

CBR250クラス
1位 #101 RT Manjia        86周
2位 #102 世界の前田と下組         70周

 

グロム125クラス
1位 #1   ウメトミリーヌ@新春羽鳥団    84周
2位 #2   KRC              77周
3位 #3   アジアのヒグチ          75周

 

エイプ100クラス
1位 #24  RGTC+ミステリー       75周
2位 #23  RT MUSTANG       75周
3位 #26  STEライディングスクール    74周

 

人生初レース
1位 #24  RGTC+ミステリー
2位 #23  RT MUSTANG

 

特別賞は、女性ライダーがいる「ウメトミリーヌ@新春羽鳥団」と「コルは恥だし役にも立たない」の皆さんに贈られました。