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レン耐NEWS

Let'sレン耐東日本第5戦・間瀬 変則3時間耐久レース

2024年5月12日

<レポート>

大会名:Let'sレン耐間瀬 変則3時間耐久レース

開催場所:新潟県・日本海間瀬サーキット

開催日:2024年4月14日(日)

天気:晴

気温: 25℃

 

<開催クラス>

GROM5クラス  11台

GROM4クラス   2台

 

参加チーム:13台

総勢:  36名


<レポート>

新潟県にある日本海間瀬サーキットで、今シーズンの初間瀬戦が4月14日に開催となった。
今回は昨年の倍近い13チームが参戦することとなった。「CBR250Rドリームカップ スプリント」との併催で、そのレースを挟んだ90分ずつの2ヒート制の変則3時間耐久レースとなる間瀬戦は、レース1の結果でレース2のグリッドが決まり、GROM4クラスにはダブルペリア方式のハンデが与えられ、ヒート2のリザルトにこれを組み入れたものが正式結果となる。

 

この週末はGW時期のような高い気温の予報が出されており、間瀬周辺も最高気温21度が予想されていたが、サーキットでの実際の気温は25度を超え、日向に居ればTシャツでも十分過ごせる気温にまで上昇した。いつもは海からの強い風に悩まされる間瀬のコースだが、この日ももちろん風は吹いてはいたものの、強風とまではいかず、バイクに乗るには本当に気持ちのいい一日となった。

 

今回も参加者の中にはレン耐初心者はいないということで、事前の初心者講習もなく、午前9時35分から20分間の練習走行からこの日の走行は始まった。ここで残念ながらハードな転倒があり、修復が間に合わなかったためこの一台がほぼ練習走行が走れないままということもあったが、CBRドリームカップの予選セッションを挟んで行われるレース1には全車両がグリッドに並び、午前10時40分にスタートすることができた。

 

このレース1のスタートで飛び出していったのは、#3 「うまソーダ gge」。速いペースで快調に周回を重ね、5周目には周回遅れをとらえるほど。

 


その#3を追いかける#5「サーキットの犬」、#4「コバヤシファクトリー」、#6「チームミノルクリス」がトップグループを形成し、各チームがピットインを繰り返しながら、レン耐前半のレース1を走り切り、#3、#6、#5という順でレースを終了した。またGROM4クラスでは#758「SSP」、#21「うまソーダ YMCM」の順でフィニッシュとなった。

 

今回のルールでは全車2Lの追加給油が決められており、このレース1終了後には給油作業も行われた。GROM4クラスでは今回ダブルペリア式ハンデが採用されているが、2チームのみの参戦であったため、サイコロは振らず、ハンデとして3周がレース2終了後に#21に与えられることとなった。

 


CBRドリームカップの決勝レース後、予定より早めの午後12時55分にスタート進行がはじまったレース2は、コースを半周してグリッドについた各車のチーム写真と全体の記念撮影の後、午後1時15分にスタートした。

#5「サーキットの犬」、#6「チームミノルクリス」、#7「TEAM KMT」、#9「M's」、そして#1「心鍛心磨零心愚F」が飛び出し、トップ集団を形成しながらレースは進んでいく。一方のポールポジションからスタートした#3「うまソーダ gge」はこのスタートで出遅れ、さらにスタートから23分後に大転倒を喫し、長時間の修理に時間を要してしまい、戦線離脱。同じく#7も転倒。こちらはライダーが鎖骨を骨折ということでリタイアとなってしまう。

 

その後、トップグループに残る4台、#9、#5、#1、#6がレースをリードしていくが、徐々にその差が広がっていき、トップを行く#9と同一ラップで追いかけるのが#1だけとなっていく。速めのペースではあるもののレース終盤でガス欠車両も出ることなくレースは淡々と進行していった。そして午後2時45分、2位の#1「心鍛心磨零心愚F」に対して半周ほどの差をもって、#9「M's」がトップでチェッカーを受けた。

#9「M's」は、会社の同僚で組んでいるチームで、この間瀬戦だけに参戦をしているが、今回3連覇となった。その勝因は「もちろんレース1はピット回数を多めにとってレース2のピット回数を減らすようにしていました。あとはピットのタイミングとエースの投入のタイミングですね」と語ってくれた。「4連覇を目指してこれからも精進します」。

 

2位に入った#1「心鍛心磨零心愚F」は、これまで「おっさんモーターズ」というチーム名で参戦していたが、今回チーム名を変更。新潟にある鉄鋼系のモノづくりの会社の社員とその関係者で参戦するが、その会社の2024年のスローガンである「心鍛心磨」をチーム名にしたという。ホンダ乗りの「F」とカワサキ乗りの「Z」の2チームで参戦。身内でのバトルをしたかったというが、最終的に#2は6位となり、今回はホンダ乗りチームが表彰台に上がった。

 

3位は、この日のレースMCを担当していただいたミノルクリスさんの#6「チームミノルクリス」。ラジオDJであるミノルクリスさんが、X(旧ツィッター)で募集をかけ、即座に反応したリスナー2名と組んだチーム。ミノルクリスさんは、レース中つなぎを着たままMCをこなし、そしてGROMにも乗りレースを楽しみながら、MCもきっちりこなしてくれた。

そしてGROM4クラスでは、#21「うまソーダ YMCM」が優勝した。これまでの間瀬戦にも参戦している常連チーム「うまソーダ」の若者で結成されたチームで、この若者チームとしては今回が2戦目となる。チーム名は若者だから「YMCA」とつけるはずが、なぜか「YMCM」になってしまってそのままになっているという。今回はライダーの時間未達成の5周減算、ダブルペリアの3周加算と出入りが多かったが、わずか1周差で、「YMCM」での初優勝を飾ることとなった。

 

 

正式結果は以下のとおり。

 

<変則3時間時間耐久>

GROM5クラス
1位 #9 M's 59周

2位 #1 心鍛心磨零心愚F 59周

3位 #6 チームミノルクリス 58周

 

GROM4クラス
1位 #21 うまソーダ YMCM 54周

2位 #758 SSP 53周

 

特別賞 #758「SSP」
機能障がいを持つライダーによるチームSSPの名古屋チームとして3月の明智戦に続いての参戦となった#758「SSP」。中でも女性ライダーであるまがり選手が非常にアクティブにレースに参戦していたということで特別賞が贈られた。


次回レン耐スケジュール
東日本シリーズ
4月21日 群馬県 ハルナモーターランド
5月5日 茨城県 筑波サーキット
5月12日 宮城県 スポーツランドSUGO