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Let'sレン耐東日本第7戦・筑波 初心者60分&4時間耐久&takuma-gpCUP第1戦

2024年5月25日

<開催概要>
大会名:SEV杯Let'sレン耐 初心者60分&4時間耐久&takuma-gpCUP第1戦
開催場所:茨城県・筑波サーキットコース1000
開催日:2024年5月5日
天気:晴れ
気温:24.7℃

≪開催クラス≫
<初心者60分>
グロム125クラス      11台
エイプ100クラス      4台

<4時間>
マイスタークラス      3台
グロム5クラス      13台
グロム4クラス      14台
エイプ100クラス     3台

参加チーム:57台 総勢:203名


<スプリント>
M50エキスパートクラス  13台
M50ビギナークラス     5台
M50フレッシュマンクラス  6台

総勢:24台


<レポート>

5月5日の子供の日は、いつまでも少年の心を忘れないオトナたちが筑波サーキットに終結。
今大会では4時間および初心者60分の2つの耐久レースと、takuma-gpCUPのスプリントレースを開催。
好天に恵まれた祝日を、汗を流しながら楽しく過ごした。


<初心者60分>

初心者60分耐久は4速のグロム125・11台によって開催。
決勝レースは9:06にスタートとなった。
オープニングラップを決めたのは#30。その直後に#28と続き、やや離れて#23。

しかし、後方から一気に追い上げてきた#29が先頭を奪うと、接近戦を演じていた#30と#28を置き去りにして独走態勢へと持ち込んでいく。
後半に入ると#29と挽回して追いついた#28とが優勝を争うという展開へと移行。

それでも同一周回ながら#29が若干のリードを保った状態でレースは最後まで続く。
結局、#29、#28、#30の順でゴールイン。
だが、#29は1周目に追い越し違反を犯してしまっており、ペナルティで1周減算。
#28が逆転優勝というかたちとなった。


<4時間耐久>

メインレースとなる4時間耐久は11:55にスタート。
オープニングラップを制したのは、グロム5クラスの#19「PTRT」。

これに同じくグロム5クラスの#14「イケイケ団」、マイスタークラスの#3「■TeamYSR」の順で以下も続々コントロールラインを通過していく。
やがて先頭はグロム5クラスに持ち込み車両で臨んだ#51「ANNA×PANDA」が奪うかたちとなり、#3と#13「おちぎん!!A」がこれを追うこととなる。
しかし、序盤から散発的に転倒が絶えず、ついにはスタートしてから50分後に4コーナーにおける転倒によって1回めのFCYが発生してしまう。
これによって#51が1周のリードを保ったまま1時間目を終えることとなった。

1時間を終えた時点での暫定結果は、マイスタークラスが、#3=69周、#4「どこどこツインズ」=67周、#5「RTザ青梅」=66周。グロム5クラスが#51=70周、#13=69周、#19=69周。グロム4クラスが#22「Samson's」=68周、#40「オウミレンゴウウィズイイカフェ」=68周、#36「SKSK-circuit」=65周の順。


2時間目。

FCYの影響を引きずったままレースは2時間目に突入したが、13:13頃に今度は1コーナーでの激しい転倒により、またもやFCYが発生してしまうということに。
そのため、しばらくは1時間経過時のオーダーから大きな順位変動が起きずにレースは進んでいったが、#3はぺリア対策のためか順位を後退。この時間帯の後半に入るとグロム5クラスの#18「岡崎友愛歯科バイク部」とマイスタークラスの#2「Brave Seventy's」の2台が頭ひとつ抜け出るかたちでレースを引っ張るかたちとなっていった。
グロム4クラスは#22が後退。代わって#40が総合8番手でクラス先頭を走るようになっていく。
2時間を終えた時点での暫定結果は、マイスタークラスが、#2=134周、#5=133周、#1「Team PRIDEONE」=131周。グロム5クラスが#18=134周、#51=133周、#13=132周。グロム4クラスが#40=130周、#36=125周、#32=125周の順。


3時間目。

レースは折り返し地点を過ぎたところで、全クラスに対してダブルペリアハンデを実施。
その結果、マイスタークラスには2番手以下に各3周、グロム5クラスについては5〜14周、グロム4クラスには最大21周のボーナス周回がチームによって追加されることとなった。
なお、ぺリアハンデのボーナス周回分についてはレース終了後に計上されるため、ゴールまでは実周回数による見かけ上の順位で継続。その見かけ上の総合トップにはグロム5クラスの#13が浮上してくるかたちとなる。
これを追うのは#5を筆頭として総合2〜6番手までをマイスター勢たちが占めることとなり、なかなか熱い展開が繰り広げられることになった。

その一方で中段以降のチームには転倒が引き続き起こり、3時間目が終わる直前には2コーナーでの転倒でまたもFCYが発生することとなるなど、相変わらず難しいコンディションとなってしまう。

今回のミニゲームは、「尻文字」各チームミニゲームをしている姿に笑いが出るほど盛り上がっていた。
3時間を終えた時点での暫定結果は、マイスタークラスが、#5=204周、#2=204周、#4=203周。グロム5クラスが#13=204周、#18=201周、#6=201周。グロム4クラスが#40=197周、#36=192周、#39=191周の順。


4時間目。

レースはラスト1時間になっても転倒が相次ぐ難しい展開となる中、トップ勢は約5台がほぼ横並びの周回数で鎬を削りあう。
残り30分の時点で総合トップに立ったのはマイスタークラスの#2。唯一240周で1周のアドバンテージを持っているが、ぺリアボーナスが無いチームなので、さらに2周以上の差を付けないと真の優勝は狙えない。

239周で#2を追う#4と#3、#1の方が実際には有利という展開だ。
同じく239周で総合4番手を走る#13もグロム5クラス勢の中では抜きん出て見かけ上クラストップとなっているものの、実際に優勝するためにはまだ数周以上のアドバンテージを稼がなくてはならない。
しかしながら、残り時間はあとわずか。ガソリン残量とも相談しながら各チームのペースが乱れて周回数にさらなる差が生まれるような状況のなか、スタートから4時間を過ぎてゴールを迎えることとなる。
なんとか見かけ上のトップを維持して最初にチェッカーフラッグを受けたのは#2となった。

しかして、ダブルペリアハンデのレース後加算や思いやり区間での追い越しペナルティによる減算などで毎回番狂わせが発生するのが筑波大会の表彰式。
マイスタークラスでは、やはり#2をそのまま逃がすことは許してくれず、優勝したのはベテランチームの#3「■Team YSR」
グロム5クラスは前半は飛ばさずに後半でジワジワ順位を上げ、ぺリアボーナスの+11周を大いに生かした#19「PTRT」が、グロム4クラスは終始好位置につけていたかたちの#39が、それぞれ優勝をものにした。

 


<<スプリント M50ビギナー&フレッシュマンクラス>>
スプリントの第一レースは、M50ビギナークラス5台とM50フレッシュマンクラス6台の混走で実施。
予選でポールポジションを獲得したのはビギナークラス#92の鈴木健太選手。グリッド2番手には同じくビギナークラス#17武田将典選手、グリッド3番手は同#33井上陸哉選手となる。

10周で争われた決勝では、#92鈴木選手が絶妙なスタートを決めてホールショットを奪うと、そのまま後続を引き離しにかかって7周目まで先頭を維持。このままポールtoウインを決めてしまうかに思われた。
だが、序盤に3番手を争っていた#17武田選手がが中盤からペースを上げると6周目のホームストレート上で2番手を走っていた#19木村孝之選手に追いついてこれをパス。
さらに8周目のホームストレートでは#92鈴木選手をもパスすると、ついに先頭に浮上。3番手争いを演じながら#19木村選手と#33井上選手もこれに追いすがり、ラスト2周は4台が接近するという展開となった。
結局、ファイナルラップでは#17武田選手がダメ推しで後続を引き離し、約1.7秒差をつけてチェッカーフラッグ。嬉しいビギナークラス優勝をものにすることとなった。
2番手でゴールしたのは最終コーナーの立ち上がりで#92鈴木選手に並び、ほぼ同時にコントロールラインを通過したかたちの#19木村選手。#92鈴木選手は3番手でのチェッカーとなった。


フレッシュマンクラスの優勝は6番手でゴールした#82高橋弘美選手が#3佐藤剛選手と0.27秒差の激しい争いを制して勝ち取った。

 


<<スプリント M50エキスパートクラス>>
M50エキスパートクラスは13台のマシンがエントリー。
予選でポールポジションを獲得したのは#2都倉豊選手。2番グリッドは#49上野健太選手。3番グリッドは#27玉利幸治選手だ。

10周で争われた決勝では#49上野選手がホールショットを奪うも、すかさず#2都倉選手がトップを奪うかたちで始まる。
その#2都倉選手を逃がさんと、#49井上選手、さらに#3小松田誠選手がぴったりとマーク。
この3台がトップグループを形成すると、後続をグングンと引き離していくかたちとなった。
隙を見せない#2都倉選手を前に#49井上選手と#3小松田選手はチャンスを得られず、レースはそのままファイナルラップへと突入。
3台は約0.3秒差で相次いでゴールイン。

結局、最後まで先頭を守り抜いた#2都倉選手がエキスパートクラス優勝をもぎとることとなった。

 

最終結果は次のとおりです。
<<初心者60分>>

<<初心者60分クラス>>
1位 #28「なみのりオヤジ」 64周
2位 #29「ESSO石田」 63周
3位 #30「team SB」 60周


<<4時間耐久>>

<マイスタークラス>
1位 #3「■Team YSR」 282周
2位 #4「どこどこツインズ」 276周
3位 #1「Team PRIDEONE」 275周


<グロム5クラス>
1位 #19「PTRT」 280周
2位 #7「ともっちと愉快な仲間たち」 276周
3位 #14「おちぎん!!A」 276周


<グロム4クラス>
1位 #39「N.I.S.A CLUB」 266周
2位 #22「Samson's」 264周
3位 #38「TEAM MCCL」 263周

 

<人生初レースクラス>
1位 #39「N.I.S.A CLUB」
2位 #36「SKSK-circuit」
3位 #37「675」

 

<特別賞>

夫婦で初心者60分と4時間耐久の両方にダブルエントリーし、無事完走を果たした#12「大神のさおり」の2人に贈られました。





<<takuma-gpカップ スプリント>>

<M50エキスパートクラス>
1位 #2 都倉 豊 10LAP 6'49.032
2位 #49 上野健太 10LAP 6'49.209
3位 #3 小松田 誠 10LAP 6'49.325


<M50ビギナークラス>
1位 #17 武田将典 10LAP 7'10.686
2位 #19 木村孝之 10LAP 7'12.383
3位 #92 鈴木健太 10LAP 7'12.383


<M50フレッシュマンクラス>
1位 #82 高橋弘美 10LAP 7'21.601
2位 #3 佐藤 剛 10LAP 7'21.874
3位 #34 小林 尚 10LAP 7'24.055