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レン耐NEWS

Let'sレン耐東日本第15戦・筑波 真夏の6時間耐久レース

2024年8月13日

<開催概要>

大会名:SEV杯 Let'sレン耐 真夏の6時間耐久レース
開催場所:茨城県・筑波サーキットコース1000
開催日:2024年7月21日(日)
天気:晴れ
気温:30℃

≪開催クラス≫
マイスタークラス      2台
グロム5クラス      18台
グロム4クラス      20台

参加チーム:40台 総勢:195名




鈴鹿サーキットでプロレーサーが鎬を削る8時間耐久レースが行われたのと同日、筑波サーキットではアマチュアライダーたちによる6時間のミニバイク耐久レースが開催。
夏らしい猛暑の中、40チームにおよぶエントラントたちは鈴鹿に負けない熱気に満ちた勝負を繰り広げてみせた。


<レポート>
1時間目。

猛暑が予想されたことから決勝レースは予定より5分早い9:55にル・マン式でスタート。
グリッドはいつもどおりゼッケン順に並べられたが、ロケットスタートに成功したグロム5クラスの#18「モトクラッチNO2」がホールショットを奪うと、そのままオープニングラップを制することとなる。
が、すぐに順位は激しい入れ替わりを見せていき、やがて#5「チームAKTwith鳳」と#4「TEAM鳳WithGUN'S&GMJ」のグロム5クラス2台が一歩抜き出てトップを争う展開に。

さらに同じくグロム5クラスの#9「ミックマックレーシング」もこれに絡んでくるようなかたちで1時間目は進んでいく。
その一方で、#18を含んだ接触転倒によるFCYも序盤から発生。
波乱含みの内容で6時間のレースは始まっていった。

1時間を終えた時点での暫定結果は、マイスタークラスが#2「RTザ青梅」=70周、#1「Team PRIDEONE」=67周の順。グロム5クラスが#5「チームAKTwith鳳」=73周、#9「ミックマックレーシング」=72周、#4「TEAM鳳WithGUN's&GMJ」=71周。グロム4クラスが#35「Kspeed creations」=69周、#22「イケイケ団」=68周、#38「La+ RC」=68周の順。



2時間目。
#5、#4、#9の3台がトップ争いを展開するかたちで始まった2時間目。
やがて、この3台に後方から浮上してきた#3「Samson's」もトップ争いに加わると、レースはさらに熾烈を極めることとなっていった。
スタートから1時間半を過ぎて、トップはその#3が奪うことに。#4は順位を後退させてトップ争いから脱落するかたちとなってしまった。
グロム4勢は総合8番手の#38「La+RC」がクラストップとなるが、こちらは#22,#35とほぼ同一周回の拮抗した展開が続く。
マイスタークラスは#2「RTザ青梅」が#1「Team PRIDEONE」に4周ほど先行して総合では5番手付近を走行していた。


2時間を終えた時点での暫定結果は、マイスタークラスが#2「RTザ青梅」=137周、#1「Team PRIDEONE」=134周の順。グロム5クラスが#3「Samson's」=142周、#5「チームAKTwith鳳」=140周、#9「ミックマックレーシング」=138周。グロム4クラスが#38「La+ RC」=135周、#36「イケイケ団」=135周、#35「Kspeed creations」=134周の順。


3時間目。
総合トップは再びグロム5クラスの#5が奪い取ると、#3との一騎打ちの様相に。
#3はやや遅れる展開となっていく。
グロム4クラスは#38が依然トップを死守するも、2番手には猛烈な勢いで追い上げてきた#36「R14+NM+P+R」が浮上。#35とデッドヒートとなる。
マイスタークラスも過去2年連続の筑波6時間レン耐ウイナーとなる#1がトップを奪い取り、その力を見せつけてくるようになっていった。
そしてレース前半となる3時間目が終わろうとする頃、上位陣は次々と200周を突破していく。

3時間を終えた時点での暫定結果は、マイスタークラスが#1「TeamPRIDEONE」=200周、#2「RTザ青梅」=200周の順。グロム5クラスが#5「チームAKTwith鳳」=205周、#3「Samson's」=204周、#9「ミックマックレーシング」=202周。グロム4クラスが#38「La+ RC」=196周、#36「R14+NM+P+R」=195周、#35「Kspeed creations」=195周の順。



4時間目。
前半折り返し時点での途中リザルトを元に、全クラスに対してダブルペリアハンデの抽選会を実施。
マイスタークラスには最大+2周、グロム5クラスには最大+24周、グロム4クラスは最大+12周のボーナスハンデが発生した。
なお、発生したボーナスハンデはゴール後に加算されるため、見かけ上は前半から引き継いだままの順位でレースは続行となる。
したがってレースは後半に入っても総合のトップ争いはグロム5クラスの#5と#3の一騎打ち状態でこの後も続く。その一方でクラス3番手には#8「HN JPN264R」が初めて顔を出すなど新たな展開も。
グロム4クラスも#38のトップは変わらないものの、こちらは2番手に#26「あきらスピードスターズ」が上がってくるなど、2位以降は団子でひしめく戦いとなっていった。
また、40台と混雑するコース上では接触による転倒も複数発生。FCYが2回も掲示される難しい展開にもなっていた。


4時間を終えた時点での暫定結果は、マイスタークラスが#1「TeamPRIDEONE」=275周、#2「RTザ青梅」=272周の順。グロム5クラスが#3「Samson's」=281周、#5「チームAKTwith鳳」=278周、#8「HN JPN264R」=275周。グロム4クラスが#38「La+ RC」=268周、#26「あきらスピードスターズ」=266周、#35「Kspeed creations」=264周の順。


5時間目。
なおもトップ争いはグロム5クラス#3と#5の一騎打ち状態で、#3がやや有利な態勢。
総合2番手をマイスタークラスの2台が争い、こちらは+2周のペリアハンデも手にしている#2がこの時間の後半で前に出るとそのまま引き離しにかかろうとする。
グロム4クラスはこれまでトップを走っていた#38が途中で順位を後退。代わって#22「イケイケ団」が先頭を奪うと、団子状態だったグロム4集団の中からじわじわと抜け出る動きを見せてくる。
転倒は相変わらず多く、この時間帯も14:27の2コーナーと14:50の1コーナー先でFCYが発生する荒れたレースとなっていた。


5時間を終えた時点での暫定結果は、マイスタークラスが#2「RTザ青梅」=339周、#1「TeamPRIDEONE」=337周の順。グロム5クラスが#3「Samson's」=344周、#5「チームAKTwith鳳」=342周、#9「ミックマックレーシング」=338周。グロム4クラスが#22「イケイケ団」=328周、#26「あきらスピードスターズ」=326周、#35「Kspeed creations」=323周の順。

 

6時間目。
前の時間帯の最後に発生したFCYの解除と同時にレースは最後の1時間に。
例年、筑波真夏の6時間でのこの最後の時間帯は魔の時間帯と呼ばれ、今年もやはりここに来て残ガソリンが乏しくなってスロー走行を始める車両が目立ちだすことに。

そしてゴールまで残り30分というところでガス欠リタイヤの第1号がついに発生すると、さらにこの後も3台ほどガス欠車が発生してしまう。
そんななか、トップを走っていた#3もついに順位を落として後退。
代わって先頭を奪おうとした#2も#1の逆転を許し、ラスト10分は#1、#2、#14の順で迎えることとなる。
さらに最後の最後で#2は#14や#9に前を譲ることとなってしまい、6時間を走り終えた15:55に#1、#14、#9の順でチェッカーフラッグ。レースはゴールを迎えた。

はたしてペリアハンデや思いやりゾーンでの追い越し違反など各種ペナルティが加減算された最終結果では、マイスタークラスはトップでゴールした#1が本大会で3年連続となる優勝をゲット。グロム5クラスではレース中に中段の好位置につけペリアハンデのボーナス+24周とマシントラブルによる救済措置+7周も大きく効いた#12「慶応CARのOBたち」が伏兵のごとく優勝をゲット。

グロム4クラスでは巧みなレース運びで前半から活躍を見せていたうえ、しっかりぺリアボーナスの+9周もゲットしていた#22「イケイケ団」が表彰台の頂点に上り詰めた。
表彰式の後は恒例の抽選会で最後まで盛り上がり、真夏の6時間耐久は鈴鹿8時間に負けない熱気のまま終了した。


最終結果は次のとおりです。


<マイスタークラス>
1位 #1「Team PRIDEONE」 410周
2位 #2「RTザ青梅」 389周


<グロム5クラス>
1位 #12「慶応CARのOBたち」 422周
2位 #10「マサッチレーシング」 421周
3位 #4「TEAM鳳WithGUN's&GMJ」 416周


<グロム4クラス>
1位 #22「イケイケ団」 403周
2位 #26「あきらスピードスターズ」 399周
3位 #32「P4ミサイル芝刈機」 395周


<人生初レースクラス>
1位 #26「あきらスピードスターズ」
2位 #37「teamAGNES」
3位 #21「TEAM鳳WithGUN's&GMJ2」

 


特別賞は#19「Team HDM」の竹内文香さんに贈られました。