RACE REPORT
2026.3.15 (日)
【東日本シリーズ第3戦】
Let’sレン耐 サーキット秋ヶ瀬
3時間耐久レース

3月15日「Let'sレン耐 サーキット秋ヶ瀬」が開催されました。
朝は厳しい冷え込みとなりましたが、ライダーたちは白い息を吐きながらピットでの準備を進めていました。しかしスタート時刻が近づくにつれ、気温は14度、路面温度は20度まで上昇し、参加者たちはトレーナー1枚でOKという、まさに春の訪れを感じさせる絶好のレース日和となりました。
レン耐シリーズの中では比較的コンパクトな3時間耐久ながら、その分濃密な戦いが期待される一戦に、20台・計約60名のライダーが早春のサーキット秋ヶ瀬に挑みました。

集合写真

秋ヶ瀬でのレン耐がスタート!

■3時間耐久レースstart.jpgレン耐の中で3時間という時間はぐっと凝縮された短い戦いとなります。1周1周のミスが順位に直結する中、当日のタイムスケジュールは午前9時スタート・午後12時ゴール予定でした。進行が順調に運んだことから5分前倒しの午前8時55分、3時間の戦いの火蓋が切られました。start2.jpg良いスタートを切ったのは、マイスタークラスの#3「RTザ青梅」です。すかさず#4「イケイケ団」、#1「どこどこツインズ」、#5「team the Voice A」が続き、1周目から白熱した先頭争いの様相を呈していきました。グロム4クラスでは#82「チーム旬、B」がトップに躍り出て、#31「TeamBlack★」、#34「三鷹大サーカス」が続く展開となりました。run5.jpg1時間経過の時点で、マイスタークラスは「team the Voice A」が93周でトップ、2位「RTザ青梅」に3周差、3位「イケイケ団」に10周差をつけて先頭を快走。グロム5クラスは「Team The Voice-B」が86周で首位、2位「DPLracing」(#9)に2周差、3位「MCR」(#8)に6周差。グロム4クラスでは「とりあえず走ろう」(#32)が81周で首位に立ち、「三鷹大サーカス」と「チーム旬、B」が2周差で食らいつく形となりました。早くも「RTザ青梅」がベストラップ35.028秒をマークし、コース全体のペースを引き上げていきました。run1.jpgそしてレースもスタートから半分が過ぎ、いよいよダブルペリア方式によるハンデ決めの時が訪れました。マイスタークラスは最後尾が起算となり、MAX20周のところ5周がマックスとなったため、2位以下の#3・#4・#1・#2に揃って+5周のハンデが課せられ、#3「RTザ青梅」が暫定トップに立つ展開となりました。run110.jpgグロム5クラスは最後尾起算でMAX30周のハンデが付加され、#9に+9周、#6・#8に+17周、#14に+24周、#81に+29周、そして#7「P4Racing3310」、#11「ゆとり戦隊ヘイセブン」、#12「ちちぶバイク部」には+30周が課され、#7が暫定トップへと躍り出ました。グロム4クラスは最後尾起算でMAX15周となり、#34に+5周、#35に+6周、#33に+8周、#31に+9周、 Phanそして#82に+15周のハンデが与えられ、#82「チーム旬、B」が暫定トップへ躍り出ました。clash.jpgレースの行方は一変、シーソーゲームの様相を呈していきました。午前10時52分、#31「TeamBlack★」が1コーナーで単独転倒。コースを一部塞いだため、安全を考慮してFCY(フルコースイエロー)が宣言され、各車慎重なペースでの周回となりました。コースクリアの後、レースは再びグリーンフラッグが振られ、終盤の攻防戦へと突入していきました。run3.jpg2時間経過の時点では、マイスタークラス「team the Voice A」が184周まで周回を重ね、ハンデ込みでも「RTザ青梅」が射程圏内。グロム5クラス「Team The Voice-B」も175周と独走していましたが、ハンデを背負った後方勢の追い上げが始まっていました。グロム4クラスは「とりあえず走ろう」が167周で首位を堅持しつつも、+15周のハンデを得た「チーム旬、B」が逆転を視野に入れていました。 checker.jpgそして、最後の最後にドラマが待っていました。ハンデ込みで実質トップを走行していた#3「RTザ青梅」が、2コーナーで転倒。マシンを立て直したライダーはコースに復帰し、再び全開のラップタイムを刻みながらゴールへと向かって走り続けました。一体レース結果はどのようになるのか――。――観る者誰もが固唾を呑む中、レースは予定通り午前11時55分にチェッカーを迎え、各クラスの勝者が確定しました。 【正式リザルト】 hyosho_myster.jpg ■マイスタークラス Pos. No. チーム名 Laps Total Time Best Lap 1 3 RTザ青梅 280 3:01:37.098 34.960 2 5 team the Voice A 279 3:00:35.125 35.125 3 4 イケイケ団 278 3:00:52.724 35.158 4 1 どこどこツインズ 273 3:00:51.926 35.886 5 2 お主も悪よのう 269 3:00:45.026 35.728 hyosho_grom5.jpg ■グロム5クラス Pos. No. チーム名 Laps Total Time Best Lap 1 81 チーム旬、A 275 3:00:52.357 36.466 2 6 みかんツーレーシング 275 3:01:01.838 36.952 3 8 MCR 272 3:00:38.530 36.253 4 10 Team The Voice-B 271 3:00:41.498 35.409 5 9 DPLracing 267 3:01:12.235 36.366 6 14 チームバイク女子部 263 3:00:55.392 38.219 7 7 P4Racing3310 260 3:00:36.482 37.966 8 12 ちちぶバイク部 260 3:01:03.351 36.224 9 11 ゆとり戦隊ヘイセブン 249 3:00:40.610 36.840 hyosho_grom4.jpg ■グロム4クラス Pos. No. チーム名 Laps Total Time Best Lap 1 82 チーム旬、B 255 3:01:02.626 36.467 2 34 三鷹大サーカス 254 3:00:34.949 36.939 3 33 ケイコと不愉快な仲間たち 253 3:00:34.729 37.569 4 35 チームナミヘイ 253 3:00:46.926 36.462 5 32 とりあえず走ろう 245 3:00:41.952 35.179 6 31 TeamBlack★ 155 1:49:43.162 37.198

冷え込みの厳しい朝で始まったが、スタートを過ぎると気温は一気に上昇。風も穏やかで、レースコンディションは終始良好なドライコンディションを保った。今回はモンキークラスに人生初レースとなる女子ライダー2名がエントリーし、新たな挑戦者を迎える一戦となった。

3時間耐久レース

10時05分、4時間の長い戦いの火蓋が切られた。スタートと同時に勢いよく飛び出していったのは#62 マルマエファクトリー。

続く2番手には#31 おやじレン隊ゴレンジャー、3番手#32 ムラカミモータース、4番手#1 OUTBACKと、序盤からハイペースな展開となった。

10時20分、まずピットに戻ってきたのは#34 山口ホンダ。それを皮切りに続々とピットへ入ってくる。寒さの残る中、各チームともに慎重なライダー交代とマシンチェックが求められる時間帯となった。

11時間が経過した11時05分、グロム4の#34 山口ホンダが64周でクラストップ、総合でも全車を率いる首位に浮上。モンキークラスは#41 TeamYuki by 道路攻団 A班が63周で快調なペースを維持し、グロム5の#62 マルマエファクトリーは持込車両ゆえのピット回数増の影響で一時的に順位を落とすシーンも見られた。

レーススタートから2時間が経過した時点で、途中順位は以下の通り。
▼グロム5
1番手 #62 マルマエファクトリー   132周
2番手 #1  OUTBACK          125周
3番手 #2  2nd LIFE         120周

▼グロム4
1番手 #34 山口ホンダ        128周
2番手 #31 おやじレン隊ゴレンジャー 119周
3番手 #33 TEAMきじうま       116周

▼モンキー
1番手 #41 TeamYuki by 道路攻団 A班 124周
2番手 #42 TeamYuki by 道路攻団 B班 106周

レース開始から2時間経過の時点で、ダブルペリア方式によるハンデが決定した。
グロム5は丁が出てクラス順位の真ん中でハンデが決まり、最大で11周。グロム4も丁が出て、最大で18周。モンキークラスは2台のみのため、最大27周のハンデ周回となった。

13時02分、#2 2nd LIFEが3コーナーで転倒。ダブルペリア後に各チームが一気にペースを上げたことにより、転倒も増える展開となった。
順調にトップを走る#62は持込車両のためピット回数が多く、走ってはピット、走ってはピットを繰り返しながらトップを狙うシーソーゲームの様相を呈していった。

スタートから3時間が経過した13時05分時点で、レースは佳境を迎えた。総合トップは#62 マルマエファクトリーが191周で快走。続く2番手にはハンデ加味前で#34 山口ホンダが190周と僅か1周差で食らいつき、3番手にはモンキークラスの#41 TeamYuki by 道路攻団 A班が183周でクラストップを快走するという、息詰まる展開となった。

▼グロム5
1番手 #62 マルマエファクトリー   191周
2番手 #2  2nd LIFE         175周
3番手 #1  OUTBACK         173周

▼グロム4
1番手 #34 山口ホンダ         190周
2番手 #33 TEAMきじうま       178周
3番手 #31 おやじレン隊ゴレンジャー  174周
4番手 #93 ぶどうやきにく       174周
5番手 #32 ムラカミモータース     170周

▼モンキー
1番手 #41 TeamYuki by 道路攻団 A班 183周
2番手 #42 TeamYuki by 道路攻団 B班 163周

残り1時間を切る時点でも#62がトップを快走していたが、ハンデで11周相手に与えてしまっており、残り時間での逃げ切りは厳しいか―― という緊迫した最終盤となった。

そしてスタートから4時間が経過し、#34 山口ホンダにチェッカーが振られレースは終了した。

が、なんとグロム5クラスの#2 2nd LIFEが無念のダブルチェッカー。
果たしてハンデを加味した結果は――。

FINAL RESULTS

4時間耐久レース

GROM5クラス

順位 No. チーム名 周回数
1位 #62 マルマエファクトリー 260 Lap
2位 #1 OUTBACK 252 Lap
3位 #2 2nd LIFE 251 Lap

GROM4クラス

               
順位 No. チーム名 周回数
1位 #34 山口ホンダ 263 Lap
2位 #33 TEAMきじうま 258 Lap
3位 #93 ぶどうやきにく 251 Lap
4位 #31 おやじレン隊ゴレンジャー 249 Lap
5位 #32 ムラカミモータース 249 Lap

MONKEYクラス

順位 No. チーム名 周回数
1位 #42 TeamYuki by 道路攻団 B班 253 Lap
2位 #41 TeamYuki by 道路攻団 A班 242 Lap

【ペナルティ】
#93 -3laps ピットイン、ホワイトラインカット
#41 -2laps ピットイン、ホワイトラインカット
#42 -1lap  ピットイン、ホワイトラインカット
# 2 -5laps ダブルチェッカー

★ 特別賞

受賞:#41 #42 杉本選手、峯苫選手
人生初レースをした杉本選手、峯苫選手に贈られました!

総括

朝は厳しい冷え込みの中で始まった一日でしたが、日中には気温14度・路面温度20度まで上がり、トレーナー1枚でも過ごせる絶好のコンディションへと変わっていった早春の秋ヶ瀬。
レン耐の中では比較的短い時間設定となる3時間耐久ながら、その分1周ごとの密度が濃く、最後まで誰が勝者になるか分からない展開となりました。

東日本シリーズ第3戦・サーキット秋ヶ瀬は、初心者講習で初めてサーキットに足を踏み入れたライダーから、常連勢、そして持込車両組まで、それぞれの立場でレースを心から楽しむ姿が印象的な一日となりました。
誰もが気軽にレースを楽しめる舞台が今回もまた一つ刻まれた一戦となりました。

ご参加いただいた全チームの皆様、ご協力いただいた関係各位に、心より御礼申し上げます。

RACE DATA
  • 開催名称:Let’sレン耐 サーキット秋ヶ瀬 3時間耐久レース
  • 開催日時:2026年3月15日(日)
  • 開催場所:サーキット秋ヶ瀬(埼玉県)
  • コンディション:天候:晴れ / 気温:14度 / 路面温度:20度 / 風:穏やか / コース状況:ドライ
  • 参加台数:3時間耐久 マイスタークラス 5台・Grom5 9台・Grom4 6台 (合計 20台 / 60名)