大会前情報
2026.4.26 (日)
【西日本シリーズ第3戦】
Let'sレン耐HSR九州
4時間耐久レース

2026年4月26日、熊本県のHSR九州でLet's レン耐 4時間耐久レースが開催され、12台・47名のライダーが集まりました。
朝の雨は徐々に回復しドライコンディションとなりましたが、午後の荒天予報を考慮してスケジュールを約30分前倒しで進行。
公式練習前には初参加者向けの初心者講習も行われ、誰もが気軽に楽しめる大会の理念が丁寧に行き届いた一戦となりました。

集合写真
リード2

朝のHSR九州はしとしとと雨が降り続きました



4時間耐久レース

当日は午後より大雨が降るという予報が出ており、予定を約30分前倒し、9時35分、日章旗の合図と共に4時間の戦いの火蓋が切られました。

幸先よくトップを快走していったのは、グロム5クラスの#62「マルマエファクトリー」です。2番手にはグロム5クラスの#2「team WADA」が続き、序盤からHSR九州ドリームコースの流れをぐいぐいと引っ張っていきました。しかしスタートからわずか2周目、ドラマは早くも訪れます。

トップを走っていた#62「マルマエファクトリー」が8コーナーで単独転倒。マシントラブルを抱えながら一旦戦列を離れることとなりました。幸いライダーに怪我はなく、その後#2「team WADA」がトップに立ち、グロム4クラスでは#93「ぶどうやきにく」がクラストップに立つ展開となりました。

序盤の混乱が続く中、グロム4クラスの#31「team 保護者同伴」では、バイク女子の齋藤選手が2コーナーでスリップダウン。マシンを立て直してピットへ戻り、修復を経て再びコースへと戻っていきました。
スタートから30分を過ぎると、各車のピットインが増え始め、ライダー交代のタイミングを巡る駆け引きがピットレーンで繰り広げられていきました。
各チームともライダー数や経験値が異なるため、いつ・誰を投入するかという采配が、そのまま終盤の順位を左右する重要なポイントとなっていきます。

なお、レン耐ではピットインの際、3回に1回はミニゲームを実施する恒例ルールがあります。
今回最初のお題は「お絵かき」。身近な知人やペットを描くというテーマに各チームが思い思いのイラストを披露し、ピットに笑い声が広がる和やかな一幕となりました。

1時間経過の時点で、グロム4クラスは「おやじレン隊ゴレンジャー」(#34)が62周でトップ、2位「Teams Axis」(#35)に6周差、3位「TEAM きじうま」(#32)に6周差をつけて先頭を快走。
グロム5クラスは「team WADA」(#2)が64周で首位、2位「コークハイ1」(#3)に6周差、3位「野口亭」(#1)に7周差。早くも「team WADA」がベストラップ49.831秒をマークし、コース全体のペースを引き上げていきました。
すでにグロム5クラス、グロム4クラス共にトップと2位の差が広がりつつあり、ピット作業の正確さと素早さが、わずかな差を生み出す重要な要素となっていきます。

11時11分頃、上空から軽く雨が落ちてくる場面もありましたが、路面はドライを保ち、各車のラップタイムにも大きな乱れは見られませんでした。コーナーの立ち上がりでスロットルを開けるタイミングは慎重ながらも、ストレートでのトップスピードは伸び続けました。

そして12時24分、トップを快走していた#34「おやじレン隊ゴレンジャー」が最終コーナーで単独転倒を喫します。マシンを立て直してピットへ戻り、修復を施して再びコースへ。ライダーに怪我はなく、後方を追いかける展開となりました。

2時間経過の時点では、グロム4クラスは「おやじレン隊ゴレンジャー」(#34)が123周でトップを堅持、2位「Teams Axis」(#35)に8周差、3位「馬刺しグリーン」(#33)に12周差。
グロム5クラスは「team WADA」(#2)が117周で首位、2位「野口亭」(#1)に2周差、3位「コークハイ1」(#3)に8周差と、いずれもハンデ込みでの逆転を視野に入れた緊迫の展開となりました。
残り2時間という時間設定の中で、各チームのストラテジーが最終局面に向けて研ぎ澄まされていきます。

そしてレースもスタートから半分が過ぎ、いよいよダブルペリア方式によるハンデ決めの時が訪れました。
まずグロム5クラスは、最後尾チームがサイコロを振り偶数の目が出て、最終順位を起点とする方式となり、MAX21周のハンデが付加される結果となりました。これにより序盤で転倒を喫していた#62「マルマエファクトリー」がなんとトップへと返り咲く劇的な展開となります。
続くグロム4クラスは奇数の目が出て、真ん中の順位を起点とする方式となり、MAX12周のハンデが加算。これにより#32「TEAM きじうま」が暫定トップに立つ展開となりました。
レースの行方は一変、順位がめまぐるしく入れ替わる白熱の様相を呈していきました。

最初のハンデが反映された後、各チームは一気にペースアップ。タイムがグングンと上がり、コース全体が今日一番の盛り上がりを見せていきました。トップ陣はベストラップを更新しながら周回を刻み、後方勢もハンデの猶予を計算に入れたペース配分でじわじわと差を詰めていきます。観戦エリアからも歓声が上がり、ピットウォールの各チームスタッフは無線とサインボードでライダーに細かく指示を送り続けました。
残り1時間を切った頃、天候は相変わらず曇りのまま、時折霧雨程度が降る場面もありましたが、コースは濡れることなくドライを保ち続けました。

そして、最後の最後にドラマが待っていました。残り10分、グロム5クラスでハンデ込みのトップを快走していた#62「マルマエファクトリー」が、なんと4コーナーで再び単独転倒を喫します。
序盤の転倒から見事に逆転トップへと返り咲いた直後の出来事に、ピットも観戦エリアもどよめきに包まれました。これによりトップに立ったのは#2「team WADA」です。

一体レース結果はどのようになるのか——
観る者誰もが固唾を呑む中、レースは予定通りチェッカーを迎え、各クラスの勝者が確定しました。

FINAL RESULTS

4時間耐久レース

GROM4クラス

順位 No. チーム名 周回数
1位 #32 TEAM きじうま 257 Laps
2位 #35 Teams Axis 257 Laps (+5.947)
3位 #31 team 保護者同伴 254 Laps

GROM5クラス

順位 No. チーム名 周回数
1位 #2 team WADA 256 Laps
2位 #3 コークハイ1 253 Laps
3位 #62 マルマエファクトリー 251 Laps

人生初クラス

順位 No. チーム名
1位 #35 Teams Axis
2位 #33 馬刺しグリーン
3位 #100 コークハイ2

★ 特別賞

受賞: #1 野口亭の皆さん

総括

雨上がりの曇り空のもと、最後まで誰が勝者になるか分からない
劇的な展開となりました。
グロム4クラスでは、+21周のハンデを最大限に活かした
「TEAM きじうま」が257周で優勝。
クラストップを快走していた「Teams Axis」は同じく257周ながら
5.947秒差の2位に踏みとどまり、
「team 保護者同伴」も序盤の転倒を乗り越えて表彰台の一角を確保しました。
グロム5クラスでは、終始上位を走り切った「team WADA」が256周で見事優勝。
ベストラップ48.073秒を刻んだ「コークハイ1」が2位、
序盤と終盤に2度の転倒を喫しながらも全体最速ラップ45.381秒をマークした
「マルマエファクトリー」が3位と、
ダブルペリア方式ならではの僅差の戦いが繰り広げられました。
また、人生初レースクラスでは、#35「Teams Axis」が1位、
#33「馬刺しグリーン」が2位、#100「コークハイ2」が3位。
新しい仲間たちのレースデビューを皆で祝う一日となりました。

RACE DATA
  • 開催名称:Let’s レン耐 HSR九州ドリームコース 4時間耐久レース
  • 開催日時:2026年4月26日(日)
  • 開催場所:HSR九州(熊本県)
  • コンディション:天候:雨のち曇り / 気温 20度 / コース状況:ハーフウエット → ドライ
  • 参加台数:Grom5 5台・Grom4 7台(合計 12台 / 47名)