RACE REPORT
2026.5.3 (日)
【東日本シリーズ第5戦】SEV杯
Let’sレン耐 筑波
初心者60分耐久&4時間耐久レース

今回のLet'sレン耐は人気の筑波サーキットを舞台に、2つのレン耐に加えスプリントレースも開催される賑やかな内容となりました。
前日までは降雨予報もありましたが、当日は天気にも恵まれ、エントラントたちは楽しく熱いゴールデンウィークの中日を楽しみました。

集合写真

絶好のバイク日和となった筑波サーキット

初心者60分耐久レース

今回の初心者60分耐久は、グロム4クラス5台がエントリーしました。そのうち台湾から来日した選手が2チーム、それぞれ1人で60分を走るかたちで参戦しました。

序盤は#33「みかんレーシングRoses」が先行し、2番手に#34「ごはんにはのりたま」がつけます。バックマーカーの処理などで2台は接近する場面を見せつつも、ラップタイムの速い#33が中盤近くまで前を譲らない展開が継続しました。しかし、ライダー交代後についに#34がトップを奪うことに成功します。

その後、今度はラップタイムで上回ることとなった#34がじわじわと後続を引き離すと、単独走行の有利な態勢に持ち込んでいくこととなりました。これにより#33は台湾勢の#32「J-Dream2」と2番手争いを繰り広げることとなりますが、#32は惜しくも終盤に転倒してしまいます。

最終的には独走となった#34がそのまま真っ先にゴール。続いて#33、#32の順でチェッカーフラッグを受けることとなりました。

4時間耐久レース

おなじみル・マン式による決勝スタートは12:00。

今回はマイスタークラスが7台と、ベテラン勢同士の意地もぶつかり合う中、#1がやや強引にホールショットを奪うかたちで始まりました。
2周目にグロム5クラスの#360「チームインフルエンサー」として参戦するプロライダーの濱原颯道選手が早くもトップに躍り出る活躍を披露しました。
やがて先頭をグロム5クラスの#13「ぽんずレーシング」やグロム4クラスの#49「PTRT」、マイスタークラスの#7「イケイケ団」、#5「どこどこツインズ」あたりが争う展開となっていきます。
どのチームも押しなべてサーキット経験者が多い様子で、ペースは全体的に速めですが速度差は少ない印象です。

1時間経過時での順位は、マイスタークラスが#7=69周、#5=69周、#4「RTザ青梅」=68周。
グロム5クラスが#13=70周、#11「ゆずぽんずレーシング」=68周、#14「P4ミサイル芝刈機」=67周。
グロム4クラスが#49=69周、#34「とりあえず走ろう」=68周、#44「新馬場」=67周の順となります。

レースは2時間目に入り、次第にペリアハンデを見据えたそれぞれの戦略もあって順位に変化が見えてきます。
序盤こそトップ勢の顔ぶれは前の時間帯と似たような雰囲気でしたが、スタートしてから1時間30分が経過し、各チームとも続々と100周目を突破した頃からは変化がハッキリしてくる展開となりました。

マイスタークラスはエースライダーが療養から復帰した#6「■TeamYSR」がトップを奪い、グロム4クラスも#41「Silent Pass」が#36「チームマリRCエンジョイ」と激しいトップ争いに突入。
グロム5クラスは#11のトップこそ変わらないものの、こちらはクラス3番手までを同門チームで占める走りを見せます。
そうした中で、レース全体としては#6が一歩抜け出るかたちでマイスター勢の力を見せつけていました。

2時間経過時での順位は、マイスタークラスが#6=135周、#5=134周、#7=133周。
グロム5クラスが#11=132周、#12「みかんツーレーシング」=131周、#10「おろしぽんずレーシング」=130周。
グロム4クラスが#41=132周、#36=132周、#49=131周の順となります。

3時間目に入ったところで、折り返し地点となる2時間経過時の暫定順位を元に恒例のペリアハンデ抽選会が行われました。
マイスタークラスは最大3周、グロム5クラスは最大9周、グロム4クラスは最大6周のボーナスが発生することとなりましたが、筑波レン耐はレース後に加算集計されるため、見かけ上の順位のままレースは続けられていくこととなります。

この後、マイスタークラスは#6と#7が接近したタイムで互いに一歩も譲らないかたちとなり、グロム5クラスはペリアボーナスの後押しも確保した#9「Samson's」が#18「ともっちと愉快な仲間たち」とともに一気に順位を上げて浮上。
グロム4クラスも#34「とりあえず走ろう」がペリア前のクラス5番手から浮上してトップを奪うといった展開へと変わっていきました。

3時間経過時での順位は、マイスタークラスが#6=207周、#7=207周、#5=206周。
グロム5クラスが#9=200周、#18=200周、#13=200周。
グロム4クラスが#34=201周、#49=200周、#42「brave70's&技あり」=199周の順となります。

レースは200周を突破したところで、いよいよ最後の1時間。
ここまでFCYが一度も発生することなく比較的安全に進んできた今回のレースは、ついに15:15頃に3コーナーで複数台が絡む転倒が起きてしまうも、幸いに全員ともすぐに自力でコースに復帰しました。
やはりFCYが出されることはなく、最後までレースは進行していくこととなります。
終盤においてガス欠症状でペースを大きくダウンする車両も見当たりません。
全体的なペースは決して遅くないどころか、いいペースなのに、荒れた展開も珍しくない筑波レン耐としては珍しくスムーズなかたちで各車ともゴール時間に近づいていきます。

総合トップとして走るマイスタークラスの#6は後続に5周の差を付けて、ペリアハンデを考慮しても十分勝てる状態で走行。
グロム5クラスは同一周回に並べばペリア加算で勝ちがもぎ取れる#13が、それを許さんとする#18と接近戦を展開します。
グロム4クラスも#34が最後のダメ押しで後続に迫られないよう、トップのままで周回を重ねていきました。

こうして4時間が過ぎ、最後は#6がマイスタークラスの強さを見せつけるかのように独走で一番にチェッカーフラッグを受けました。
2時間経過時点でトップだったためペリアボーナスが得られなかったにも関わらず、堂々の優勝をものにしました。
グロム5クラスは、ペリアボーナスも強い味方として活かせた#13が逆転というかたちで優勝。
グロム4クラスは、最終集計の後でわずか0.259秒という僅差で逃げ切った#34が制しました。

FINAL RESULTS

初心者60分耐久レース

順位 No. チーム名 周回数
1位 #31 RP_OZAWA P4ミサイル芝刈機 67周
2位 #32 十人十色 63周

4時間耐久レース

マイスタークラス

順位 No. チーム名 周回数
1位 #4 どこどこツインズ 288 Lap
2位 #6 team the Voice-A 287 Lap
3位 #2 TeamPRIDEONE 284 Lap

GROM5クラス

順位 No. チーム名 周回数
1位 #9 南関東日野自動車A 284 Lap
2位 #7 ともっちと愉快な仲間たち 282 Lap
3位 #8 みかんレーシング 277 Lap

GROM4クラス

順位 No. チーム名 周回数
1位 #33 大神のさおり 283 Lap
2位 #31 新橋 276 Lap
3位 #34 とりあえず走ろう 275 Lap

★ 特別賞

受賞:#19 Yassu 田村様
人生初のレース参戦!初々しくも熱い走りで大会を盛り上げてくださいました。

総括

今回も、初心者の方が安心してレースを体験できる場としての役割と、経験者が戦略性の高い耐久レースを楽しめる場としての役割の両面を感じられる一戦となりました。春を思わせる陽気の下、全チームが無事に完走を果たしたことを嬉しく思います。

RACE DATA
  • 開催名称:SEV杯 Let’sレン耐 筑波初心者60分耐久レース&4時間耐久レース
  • 開催日時:2026年5月3日(日)
  • 開催場所:筑波サーキット コース1000(茨城県)
  • コンディション:天候:曇り / 気温:19.3度
  • 参加台数:初心者60分 5台 (9名) / 4時間耐久 マイスター 7台・Grom5 15台・Grom4 20台(合計 42台 / 151名)