RACE REPORT
2026.5.31 (日)
【中日本シリーズ第2戦】
Let’sレン耐 タカスサーキット
3時間耐久レース

朝から抜けるような青空が広がった、福井県・タカスサーキット。日中は30℃に迫る夏日となりましたが、湿度46%と乾いた空気に加え、時折吹き抜ける穏やかな風が心地よく、レンタルバイクレースには絶好のコンディションが整っていました。
初心者講習を丁寧に終え、22名のライダーがグリッド反対側に整列。9時33分、日章旗が振り下ろされ、ルマン式スタートで3時間耐久の幕が開きました。

集合写真

いいお天気に恵まれたタカスサーキット



3時間耐久レース

● スタート 〜#12がハイペースで先頭へ〜
ライダーたちがマシンへ一斉にダッシュします。1コーナーへ最初に飛び込んだのは#4「チームおうみ連合」、続いて#12「H’S+72Project」、#3「大神のさおり」の順でした。
しかしオープニングラップを終えるや否や、ハイグリップタイヤを武器とする#12があっという間にトップへ躍り出ます。橋本選手がベストラップ1分15秒083を早くも記録し、後続を引き離しにかかりました。

● 30分経過 〜混戦の中盤へ〜
1位 #3 大神のさおり(19周)/2位 #6 ガードレールミサイルズ(19周・+0.196)/3位 #75 SSP758(19周)/4位 #2 ファイヤーブレーズ/5位 #12 H’S+72Project
#12はピット作業を早めに消化した影響で5位に後退しました。代わって石田夫妻の#3「大神のさおり」が首位に浮上し、ゼッケン#6「ガードレールミサイルズ」がわずか0.196秒差でぴたりと追走する超接近戦の展開となります。ピットでは女性ライダーの石田さおり選手が笑顔で夫の石田貴志選手と交代し、パドックを温かい空気に包んでいました。

● 1時間経過 〜順位入れ替わる〜
1位 #6 ガードレールミサイルズ(37周)/2位 #2 ファイヤーブレーズ(37周)/3位 #3 大神のさおり(37周)/4位 #12 H’S+72Project(37周)/5位 #75 SSP758(37周)
宮田・岡田・長谷川・河端の4名で挑む#6が首位を奪取しました。ファイヤーブレーズ(松田/永山/奥田/佐藤)がベスト1分21秒188の高速ラップで2位に食らいつく展開となります。上位5台が全て37周で同一周回という、まさに息をつく暇もない混戦模様となりました。

● 中間地点 〜運命のダブルペリア〜
1時間30分経過し、レン耐名物ダブルペリア・ハンデ抽選の瞬間を迎えます。単一クラス開催のため、運命はサイコロの一投に集約されました。出た目は偶数となり、最後尾を起点にハンデが加算される方式が確定します。最大+8周という重量級ハンデが炸裂しました。
これにより、それまで最後尾に沈んでいた#4「チームおうみ連合」(飯田/原田)が事実上のトップへと躍り出る大逆転劇が発生します。パドックには「まさか!」「これは分からんぞ!」と歓声が飛び交いました。ミニゲームも各チーム順次消化され、ピットは笑い声と拍手に包まれていきます。

● 2時間経過 〜ハンデ加算後の新オーダー〜
1位 #4 チームおうみ連合(79周)2位 #6 ガードレールミサイルズ(77周)3位 #1 Dチャレンジ2026(76周)3位 #3 大神のさおり(76周)

宮本/松原コンビの#1「Dチャレンジ2026」が3位ポジションへと浮上しました。ハンデを最大限に活かした戦略が功を奏した形です。

● 終盤の攻防 〜チェッカー直前のドラマ〜
残り1時間、コース上ではハイペース組が猛追を仕掛けます。#2 ファイヤーブレーズが松田選手のスティントで1分21秒001のベストラップを叩き出し、じわじわと順位を上げていきました。

そして残り10分、衝撃の展開が待っていました。3位を走行していた#75「SSP758」がコース上でマシントラブルを喫し、ストップしてしまいます。ライダー4名で紡いできたレースでしたが、無情にも表彰台の夢は絶たれました。代わって3位ポジションを掴んだのは、猛追を続けていた#2 ファイヤーブレーズでした。

12時33分、3時間を告げるチェッカーが振られました。首位を走り抜けた#6「ガードレールミサイルズ」が124周でフィニッシュします。ただしマシントラブルによる+4周補正を経ての1位確定となりました。ピットからは大きな拍手と歓声が湧き上がりました。

FINAL RESULTS

GROM5クラス

順位 No. チーム名 周回数
1位 #6 ガードレールミサイルズ 124 Laps
2位 #4 チームおうみ連合 120 Laps
3位 #2 ファイヤーブレーズ 117 Laps

★ 特別賞

受賞: #1「Dチャレンジ2026」
2名体制で3時間を戦い抜いた粘りの走りを讃えて

総括

福井の初夏の陽射しに包まれたタカスサーキット3時間耐久。
7台のグロム5が単一クラスで真っ向勝負を繰り広げた本ラウンドは、
持ち込み車両のハイグリップ勢のスピード、ダブルペリアの妙、
構成、そして終盤のマシントラブルが絡み合う
まさにレン耐の醍醐味が凝縮された一戦となりました。


勝者の#6「ガードレールミサイルズ」は、序盤から一貫して上位をキープし、
ダブルペリア後もペースを乱すことなく124周を走破しました。
4名の連携が生んだ見事な勝利です。
#4「チームおうみ連合」は最大ハンデを見事に活かしきり、堂々の2位を獲得。
粘り強く3位に食い込んだ#2 ファイヤーブレーズも
最後まで諦めない走りで表彰台を掴みました。


一方、持ち込み車両でタカスサーキットを地元として走り込んでおり、
圧倒的なスピードを誇りながらもピット回数のハンデに苦しんだ#12「H’S+72Project」、
そして残り10分でトラブルに泣いた#75「SSP758」
——それぞれのドラマもまた、耐久レースの奥深さを物語っています。

RACE DATA
  • 開催名称:中日本シリーズ Let’sレン耐タカス3時間耐久レース
  • 開催日時:2026年5月31日(日)
  • 開催場所:タカスサーキット(福井県) 1.533km
  • コンディション:晴れ/気温:26℃(日中30℃)/湿度:46%/路面:ドライ
  • 参加台数:Grom5 7台(22名)
  • (※女性ライダー3名)