RACE REPORT
2026.5.24 (日)
【西日本シリーズ第4戦】
Let’sレン耐 ソニックパーク安心院
3時間耐久レース

夜明け直後のHSR九州には、ほんの一瞬だけ小雨が舞いました。
しかし、それは設営を進めるチームの手元をわずかに湿らせただけで、パドックが動き出す頃には空はすっかり明るさを取り戻し、路面もすぐに乾き切っていました。
九州特有の湿った空気の中でも、パドックには明るい笑顔が絶えません。
今回は人生初参加者も多く「速い者だけの舞台」ではなく「挑む者すべての舞台」であることが伝わってくる、そんな空気に包まれた朝でした。

集合写真

年に1度しか開催されない貴重なラウンド

今大会のグロム4クラスには、#33「師匠&見習い」にチーム員ほぼ全員が人生初参加という初々しいエントリーがあり、#100「コークハイ②」にも人生初レースを迎えるライダーが名を連ねます。加えて#34「TEAM共立工業+夫婦」にはレン耐初挑戦の夫婦ライダーが並び、グロム5クラスにも女性ライダーが複数名エントリー。走り出す前から、この一日は「速い者だけの舞台」ではなく「挑む者すべての舞台」であることが伝わってくる、そんな空気に包まれた朝でした。ビギナーブリーフィングでは、旗の見方、ピットインの合言、そして「無理をしない、楽しむ」というレン耐の合言葉が改めて共有されました。10:05、日章旗が高々と振り下ろされ、11台のマシンが一斉に4時間の旅路へと飛び出していきました。

3時間耐久レース

注目は#32「長い笹と松」で、チーム全員が人生初レースという勇気あるエントリーです。
初心者講習を入念に終え、9時05分、3時間耐久が幕を開けました。

日章旗が振り下ろされると、コース脇に整列したライダーたちが、合図とともにマシン目掛けて一斉にダッシュ。ソニックパーク安心院に12台の咆哮が響き渡りました。
ホールショットは#4 「MOTOR HWS」。続いて#1 「TEAMこてつ」、#3「 おやじレン耐ゴレンジャー」がコントロールラインを通過し、グロム4は#33・#31・#35が縦一線で追走する展開となりました。

● 1時間経過 〜僅差の首位争い〜
【グロム5】 1位 #1 TEAMこてつ(44周)/2位 #2 outback(44周・+5.769)/3位 #91 ぶどうやきにく(43周)
【グロム4】 1位 #35 野口亭(43周)/2位 #33 team保護者同伴(42周)
【モンキー125】 #41 チーム片山(41周)

スタート時トップの#4はピット作業で後退、代わってTEAMこてつとoutbackが5秒台の僅差で首位争いを展開します。

● レース中間地点 〜ダブルペリア発動〜
レースの半分が終了し1時間30分経過した時点で、レン耐恒例のダブルペリア方式によるサイコロで決めるハンデが行われました。その結果、グロム5が最大で+3ラップ、グロム4も最大で+3ラップとなります。

歓声と嘆息が交錯し、各ピットで戦略再構築が始まりました。ミニゲームの「黒ひげ一発」は、10本刺し切って飛ばなければクリアとなります。5本目で宙を舞ったチーム、9本目まで耐えて最後で発射してしまったチーム……ピットは悲鳴と爆笑に包まれました。

● 2時間経過 〜オーダー激変〜
【グロム5・ハンデ前】 1位 #3 おやじレン耐ゴレンジャー(65周)/2位 #91 ぶどうやきにく(65周・+10.357)/3位 #4 MOTOR HWS(65周・+12.650)。#91が1分05秒222、#4が1分05秒855と高速ラップを連発し、3台が同周回で並ぶ熾烈な展開へともつれ込みます。

● 終盤の逆転劇

残り1時間。#4 MOTOR HWSがハイペースで周回を重ね、残り20分でついにトップを奪取しました。一方の#91 ぶどうやきにくは全体最速・1分04秒452を叩き出します。グロム4は終盤に首位の#31がペースダウン、ハンデの軽い#35 野口亭が1分05秒254と、グロム5勢にも肉薄するタイムでクラス制覇を決定づけました。

FINAL RESULTS

GROM5クラス

順位 No. チーム名 周回数
1位 #4 MOTOR HWS 144 Laps
2位 #1 TEAMこてつ 143 Laps
3位 #91 ぶどうやきにく 143 Laps

GROM4クラス

順位 No. チーム名 周回数
1位 #35 野口亭 144 Laps
2位 #33 team保護者同伴 142 Laps
3位 #31 ムラカミモータース(哀) 139 Laps

Monkey125クラス

順位 No. チーム名 周回数
1位 #41 チーム片山 129 Laps

人生初レースクラス

順位 No. チーム名 周回数
1位 #32 長い笹と松 127 Laps

★ 特別賞

受賞: #5「ムラカミモータース(怒)」のヘルパーさん
他チームへも献身的サポートを惜しまなかった姿勢が素晴らしかったです。

総括

24℃・湿度65%の絶好コンディションのもと、12台36名が3時間の物語を紡いだ安心院ラウンド。グロム5は#4 MOTOR HWSが終盤の追い上げで首位に返り咲き、グロム4は#35 野口亭が驚異のラップでクラス制覇を果たしました。
本日最も大きな拍手を浴びたのは、3名全員ルーキーの#32「長い笹と松」でした。トラブルもなく127周を走り切った3人の笑顔こそ、レン耐の真髄です。

RACE DATA
  • 開催名称:西日本シリーズ第5戦 Let’sレン耐 HSR九州ドリームコース 4時間耐久
  • 開催日時:2026年6月28日(日)
  • 開催場所:熊本県・HSR九州ドリームコース
  • コンディション:天候:晴れ / 気温 スタート時22.4℃ / 1時間経過27.6℃ / 2時間経過29.5℃ / コース状況:ドライ
  • 参加台数:Grom5 6台・Grom4 5台 (合計 11台 / 42名)