3時間耐久レポート
スタート〜1時間:整然としたスタート、そして最初のドラマ
全43台という大所帯にもかかわらず、スタートは驚くほど整然としていました。
ル・マン式で一斉にマシンへダッシュし、マシンにまたがってスタートしていきます。大きな混乱もなく、各車が1周目を通過しました。
オープニングラップの順位は、マイスタークラスが#102「お主も悪よのう」、#103「TeamPRIDE ONE」、#111「■TeamYSR」、#101「どこどこツインズ」、#112「パッチWORKS」の並び。
グロム5クラスでは#80「Team BLADE」、#3「ポンコツレーシング」、#2が続き、グロム4クラスは#42「292Link・GRACE」、#36「二代目南町奉行B」が先行する展開となりました。
しかし10:24、最初のドラマが起こります。#101「どこどこツインズ」が3コーナーで痛恨の転倒を喫し、車両回収のためセーフティカーがコースイン。
約10分間のニュートラリゼーションにより、レースのリズムはいったんリセットされる形となりました。その後、SCが解除され、レースは再開されました。
レース中盤には#12もコース上に横たわる場面がありましたが、マシンを起こして自力でピットへ戻りました。
1時間経過時点の中間順位は次の通りです。
マイスター:1位 #111「■TeamYSR」/2位 #103「TeamPRIDE ONE」/3位 #102「お主も悪よのう」
CBR250R:1位 #104「Samson’s」/2位 #105「Team-F」/3位 #112「パッチWORKS」
グロム5:1位 #14「バンタムレーシング」/2位 #3「ポンコツレーシング」/3位 #80「Team BLADE」
グロム4:1位 #44「松戸會withてんとう虫」/2位 #42「292Link・GRACE」/3位 #37「とりあえず走ろう」
グロム4限定のダブルペリアが呼ぶ波乱
1時間30分が経過したところで、運営から今回限定のレギュレーションが発表されました。
ダブルペリアハンデはグロム4クラスのみに適用され、最大加算は+6周。これにより、後半のレースに逆転のチャンスが与えられました。
2時間経過時点では、マイスタークラスの#111が72周でトップを走行。
CBR250Rクラスでは#105「Team-F」がトップに立ち、#112が続く展開となりました。
グロム5クラスでは#80「Team BLADE」が66周で首位へと返り咲き、グロム4クラスはハンデ効果で#42「292Link・GRACE」がトップに躍り出るなど、順位は大きく塗り替わりました。
灼熱の32℃。ピットレーンでは、氷嚢を首に巻いたライダーたちが次々とピットへ入り、水分を補給しながら次のスティントへ備える光景が絶えませんでした。
終盤〜チェッカー:ペナルティが左右する順位、それでも走り抜けたグリッド
残り1時間、レースは新たな局面へ入ります。「与えられた条件の中で走り切る」——耐久レースの本質を体現するように、コース上の争いは最後まで緩みませんでした。
マイスタークラスでは#111「■TeamYSR」が108周を刻み、1分26秒579のベストラップと合わせて堂々のトップチェッカー。
CBR250Rクラスでは#112「パッチWORKS」が106周で見事な逃げ切りを見せ、#113「イエローライン ドンキーズ」、#105「Team-F」が続きました。
グロム5クラスは#3「ポンコツレーシング」が98周で優勝。
#80「Team BLADE」、#8「アシュアドリームRP」、#5「ヨンメイ」がそれぞれ持ち味を発揮する熱戦となりました。
そして、ハンデによって順位が大きく動いたグロム4クラスでは、女性ライダー・石田さおり選手を擁する#31「大神のさおり」が95周でクラス制覇。
ハンデを跳ね返すのではなく、ハンデを味方につける戦略で勝利をつかみ、パドックからひときわ大きな歓声が上がりました。