RACE REPORT
2026.9.6 (日)
【東日本シリーズ第16戦】
Let’sレン耐 SUGO西コース
4時間耐久

夏の終わりの日本海間瀬サーキット2000は、朝から厚い雲に覆われていました。
隣の福井県には大雨注意報の警報。
間瀬もいつ雨が降り出すか分からない、そんな不穏な空模様の中での開催となりました。

集合写真

予報では午後から雨。
このためタイムスケジュールは大幅に前倒しとなり、いつもの「90分+90分」の変則3時間ではなく、純粋な3時間耐久レースとなりました。
さらに今回はグロム5クラスのみのワンメイクレースとなり、恒例のダブルペリアも見送られました。
つまり、仕掛けなしの「純粋な走り勝負」。
気温28℃、パドックにはいつも以上の緊張感が漂っていました。

顔ぶれは#2「OFFICE BLAST」に人生初レースの佐々木 光輝選手と女性ライダー川上 藍選手が並び、#6「M’s」、#1「team the Voice-B」ら常連の速さ自慢がひしめく11台です。
11:00、日章旗が振り下ろされ、11台のグロムが一斉に1コーナーへと飛び込んでいきました。



3時間耐久レポート

序盤〜1時間:#6と#1のシーソーゲーム

スタート直後、1周目に戻ってきた順位は#1、#8、#4。
ところが3周目には#4「走らねぇブタはただのフダだ」がトップに立ち、#1、#8と入れ替わる序盤から激しい先頭争いの展開となりました。

やがてレースは#6「M’s」と#1「team the Voice-B」のシーソーゲームへ。
1時間経過時点では#6が39周でトップを走行し、#1が同周回でピッタリと背後に。
#8「team-AKAGI&kotaki」は1周遅れの3番手ながら、1分28秒826のベストを刻み、静かに虎視眈々と順位を窺います。
#6と#1は互いに27秒台を刻み合い、どちらが燃料を抱え、どちらがタイヤを労っているのか、読み合いのレースとなりました。

12:14、#4が8コーナーでオーバーランし、外側で転倒。
ライダーはすぐに立ち上がり、マシンを抱えてピットへ。修復して再びコースへ戻っていきました。

2時間経過〜給油攻防:#8、待ち伏せの逆襲

13:00、残り1時間を切った頃、空の雲がいっそう厚みを増し、風も出てきました。雨はまだか、まだかとピットの全員が空を見上げます。

ここでレースを動かしたのが給油戦略でした。
今大会は各チームに2Lのガソリン追加が認められています。
残り1時間、#8「team-AKAGI&kotaki」と#11「K.R.T」がまず給油に入り、#1も続きます。
#5「うまソーダ」、#6「M’s」も順にピットイン。
残り1時間を切れば2Lあればゴールまでアクセル全開でいけるぞ。各チームの計算が的中し、ここからは全車ノンストップの終盤スプリントへ。

#8の小林・若林・大久保トリオは67周目に1分25秒994の大会最速ラップを叩き出しました。

2時間経過時点では#8が75周でトップに立ち、#1が同周回で2番手、#11が3番手に浮上。
#6は74周で4番手へと後退しました。

終盤〜チェッカー:18秒差の攻防

13:39、トップ#8と2番手#1の差はわずか18秒。
残り約20分、もうトップの行方は誰にも分かりません。
#8はペースを一切緩めません。
追う#1も27秒台を刻み続けますが、#8の走りは隙がありません。

そして14:00、間瀬の空にチェッカーフラッグが振られます。
#8「team-AKAGI&kotaki」が115周を駆け抜け、連続3時間耐久の頂点に立ちました。
2位には115周でピッタリ追走した#11「K.R.T」。最後まで勝負の目を残す猛追撃を見せました。
3位には#1「team the Voice-B」が115周で続き、トップ3が同一周回で並ぶ大接戦のフィニッシュとなりました。

なお#3「リキッドワークス」にはコースインペナルティで1周減算の裁定が下されました。

FINAL RESULTS

3時間耐久

Grom5クラス

順位 No. チーム名 周回数(Best Lap)
1位 #8 team-AKAGI&kotaki 115 Lap(1:25.994)
2位 #11 K.R.T 115 Lap(1:28.400)
3位 #1 team the Voice-B 115 Lap(1:27.778)
4位 #5 うまソーダ 112 Lap(1:29.010)
5位 #7 心鍛心磨零心愚 111 Lap(1:27.336)
6位 #6 M's 111 Lap(1:27.262)

総括

転倒とFCYが相次ぐ荒れたレースとなった今回の菅生。
実周回トップのゼッケン6の転倒、ゼッケン15のガス欠、グロム4首位ゼッケン34の転倒と、終盤まで波乱が続きました。

その中で最後までミスなく走り切ったチームが勝利をつかみました。
何度転んでも復帰する粘り、初めてサーキットを走った初心者ライダーの奮闘、そして親子で走ったチームの絆。
レン耐らしさが詰まった4時間となりました。 ご参加いただいた皆さま、支えてくださったご家族や仲間の皆さま、ありがとうございました。

RACE DATA